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食器館コラムVol.11~ミルクガラス アメリカ式ノベルティ~

こんにちは!食器館の川島です。

今回のコラムでは以前ご紹介したコレクターズアイテム「ホーロー」に続き、「ミルクガラス」特集です!それではミルクガラスの魅力に迫っていきたいと思います。

 

【ミルクガラスとは?】

通常のガラスを作る工程の中で、ガラスと混ざると白く濁る成分と合わせることでミルクガラスは作られます。一番の特徴は名前にもなっているように乳白色の淡い色味で、食器だけでなくランプシェードなどインテリアとしても人気です。

16世紀ごろには作られていたようですが、20世紀のアメリカで大流行。ミルクガラスといえば「USヴィンテージアイテム」といわれるくらいには多くのアイテムが製造・販売されました。

 

【ミルクガラスの魅力】

ここからはミルクガラスの魅力についてご紹介していきます。

①乳白色によるあたたかくやわらかな印象

ミルクガラスの特徴である乳白色はそれ自体でもやわらかな印象がありますが、光を当てたりするとさらに落ち着いたあたたかい印象が強調されます。

 

②様々なカラーバリエーション

ミルクガラス製品は非常にカラーバリエーションが豊富です。乳白色をそのまま生かしたパステルカラーのアイテムは多くの人を魅了しています。

 

③実用性の高さ

またミルクガラス製品はガラスの中でも厚手に作られるものも多く、比較的耐久性も高いです。ものによっては強化ガラスとして製造されるアイテムもあるため、実用性にも優れています。

 

④アメリカ製ミルクガラスといえばのアイテム「アドマグ」

「アドマグ」というアイテムについてご存知でしょうか。アドバタイジングマグカップの略称で、企業ロゴなどがプリントされたマグカップのことを指します。一種の広告的な効果があり、20世紀中頃にアメリカ国内で大流行しました。マクドナルドやバーガーキングのようなファストフード店、コカ・コーラやペプシなどの食料品メーカー、ほかにもガソリンスタンドや自動車メーカーなどさまざまなロゴを載せたマグカップが企業によってノベルティとして生産されました。

 

【ミルクガラスの代名詞「ファイヤーキング」とは?】

「ファイヤーキング」という名前は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。ファイヤーキングとはアメリカのアンカーホッキング社が展開する耐熱ガラスブランドです。1980年代に生産を終了していますが、いまだにファンも多く専門店も存在しています。カラーリングだけでなく、マグカップの持ち手のデザイン違いなど、種類が豊富なのでコレクションにはぴったりです。

生産終了後も復活希望の声が非常に多かったため、アンカーホッキング社からライセンスを取得し「ファイヤーキングジャパン」として現在販売されています。オリジナルが工場での大量生産品だったのに対し、こちらは職人によって手作業で作られています。

 

ファイヤーキング以外のミルクガラスメーカー

①オールドパイレックス

アメリカ、コーニング社が展開する世界初の耐熱ガラスブランド「パイレックス」のうち20世紀中頃に盛んにつくられたミルクガラス製品を「オールドパイレックス」と呼んでいます。マグカップなどの製品よりもリフリジレーターと呼ばれる冷蔵庫内で使う保存容器や容量のあるミキシングボウルなどが多くつくられました。

 

②フェデラル

ファイヤーキングのライバルブランドとも呼ばれているのがフェデラルです。ファイヤーキング同様、多くのアドマグを生産していましたがオリジナルのファイヤーキング同様既に倒産してしまっております。

 

③アルコパル

アルコパルはフランスのガラスメーカーが展開しているブランドで、日本では「山崎春のパン祭り」でもらえる白いお皿を製造しているメーカーとして有名です。そんなアルコパルもミルクガラス製品を作っていました。アメリカと比べるとカップ&ソーサーの製造が多く、シンプルながらもかわいらしいデザインが特徴です。

 

【こんなミルクガラスを販売していました】

ここからは過去に食器館でも取り扱いのあった製品をいくつか紹介します。

①ファイヤーキング ブルーモザイク スナックセット

こちらは一つのプレートにスナックとドリンク用のカップを乗せられるアイテムです。

スポーツ観戦や映画鑑賞などの際に大活躍のアイテムです。

②オールドミルクガラス ロゴタンブラー

こちらは日本国内で作られたミルクガラス製品です。

アメリカ初のデニムブランド「Lee」のロゴがプリントされたアイテムです。

 

まとめ

ミルクガラスは近年作られることは少なくなってきましたが、アメリカを中心としたヴィンテージアイテムが現代でも人気です。また、アンカーホッキング社が展開していたファイヤーキングの意匠は現在日本にて引き継がれています。

今回はミルクガラスの魅力についてご紹介させていただきました。また次回のコラムでお会いしましょう。